充填機の種類と構造

液体充填機
充填機のなかでも幅広い汎用性を兼ね備えた液体充填機は最もポピュラーな充填機です。製品によっては、ごく少量の液体充填から大容量充填まで様々な仕様があります。充填速度や吐出能力も充填物や容器によって最適な充填バルブの選定やラインの構成を構築する必要があります。 三美テックスでは、食品、シャンプー、洗剤、塗料、潤滑油、化学薬品、溶剤、硬化剤など、低粘性の液から高粘度の液まで液の特徴に合わせた液体充填機をご提案し、製作いたします。 また、容器につきましても容器サイズは1L以下の小容器から、流通の多い一斗缶やドラム缶、大容量となるコンテナ容器、角缶、丸容器といった形状の違いにも対応した液体充填機のご提案・製作が可能です。粉体充填機
その名の通り、粉末や顆粒、といった固形物を充填する充填機です。弊社ではあまり主体とならない充填機ですが、仕様によっては対応可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
重量式充填機
予め表示器に設定した重量を定量まで充填します。充填完了後に管理判定を行い、過不足が生じた場合はブザー等での通知が可能です。正確な内容量が求められる製品には充填ラインにウェイトチェッカーなどを組み合わせることでより細やかな充填管理ができます。 また、バルブの構造上、接液面が少なく、分解洗浄ができるため、液種が多くても対応が可能です。しかし、充填前に風袋引きを行うため、環境等によっては秤が安定するまで時間がかかってしまうことから、小容量の高速処理には不向きかと思われます。容量式充填機
注射器の原理と同じようにピストンのストローク量を任意に設定することで決まった容量の液体を計量することができるピストン方式があります。シリンダー方式といいます。 複雑な構成となるため、液種は1種に限られ、洗浄が難しいという難点もあります。質量流量式充填機
予めタッチパネル上でセットした量をパルス信号の出力から液体の質量流量を測定して充填します。風袋引きをせずに充填できるメリットと、容量式と同様に接液部が複雑な構成となり、様々な液種に対しての対応が困難で、分解洗浄が難しいというデメリットもあります。 塗料やインクなどの有機溶剤、化学薬品などを取り扱う充填環境に適した充填機で、引火や爆発の可能性がある現場環境で使用する充填機には必須仕様となります。三美テックスの防爆充填機は、高精度の耐圧防爆型ロードセルを採用しています。制御盤は内圧防爆仕様(※)、電気部品等は制御盤内に収納します。センサー類に関しましては本質防爆仕様のものを使用しております。また、消防署へ申請する際の書類一式につきましても弊社で作製いたします。 上記の通り、1950年創業以来、長年培ってきた充填機製造メーカーとしてのノウハウにより、安全性の高い防爆仕様の充填機構を構築することが可能です。 ※内圧防爆仕様:f2G4 制御盤に入電の際は、盤内の空気を一旦排気した後、自動でプロセスバルブを閉鎖し、盤内の圧力が設定圧力に達した際に入電となります。盤内圧力が設定圧以下になった際には、直ちに電源が遮断される構造となります。

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三美テックスでは充填機と周辺機器を総合的に構築し、お客様のあらゆるニーズにお応えします。三美テックスでは充填機と周辺機器を総合的に構築し、お客様のあらゆるニーズにお応えします。

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